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コンサルタントに転職するには?未経験者に必要なスキル・経験と選考対策

  中途採用にも活躍の場が広がっているコンサルティング業界ですが、未経験からの転職は果たして実現可能なのでしょうか?実際に未経験でコンサルタント(以下コンサル)として活躍している人には、共通する特徴があります。 この記事では、未経験からコンサルへの転職を成功させるための代表的なポイントを解説します。    

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<目次> 1.未経験でコンサルタントに転職できる人の特徴 2.未経験でのコンサル転職を成功させる選考対策 3.未経験からのコンサルタント転職ではエージェントのサポートを受けよう    

1.未経験でコンサルタントに転職できる人の特徴

コンサルティングファーム(以下コンサルファーム)では新卒採用だけではなく、中途採用も行われます。中途採用ではコンサルティング業務の未経験者が採用される例も少なくありません。未経験からコンサルに転職できる人には、いくつかの共通する特徴が見受けられます。以下では、コンサルに転職しやすい未経験者の代表的な特徴について解説します。  

未経験でコンサルタントに転職できる人の年齢

未経験でコンサルに転職できる人の年齢は20〜30代が中心です。  

・20代

未経験者でも需要が高く、最もコンサルに転職しやすいのは20代です。コンサルの仕事は多様な課題に対処するため、柔軟な思考が求められます。20代は新しい知識やスキルを吸収する能力が高く、変化にキャッチアップしやすい年代です。この点が評価され、未経験でもコンサルに転職しやすいといえます。 また、未経験者に対しては、過去の経験よりも未来の成長可能性を評価する傾向があります。コミュニケーション能力や素直さを重視して、未経験者の採用を積極的に行っているコンサルファームもあります。  

・30代

20代と比較すると、30代・業界未経験での転職難易度は上がります。30代の候補者に対しては”即戦力性”を強く求められます。実際のコンサルティングワークの中でも、メンバーをまとめ、プロジェクトのリーダーとしてクライアントへのサービスを提供することが求められます。特に、30代中盤から後半にかけては、過去のプロジェクトでの具体的な役割やその中での成果が重視されます。ステークホルダーやチームメンバーと協力していくため、マネージャーの経験も求められるでしょう。  

・40代

40代で未経験からコンサルに転職するケースとしては、下記のようなパターンがあります。 ・大規模ITシステムの開発プロジェクトマネージャー経験者 ・大手企業、大手金融機関の事業部長クラス以上の経験者 ・総合商社にて、特定領域(自動車、エネルギー、インフラ等)で事業開発をグローバルの規模でされている方 等 40代以降の方へはコンサル業務として、CxOアジェンダへのサービス提供、プロジェクト獲得のための営業活動を求められる傾向が強くあります。また、各コンサルティングファームで注力されているインダストリや企業の経験者には門戸を開いている場合があります。 入社後は即戦力としての活躍が期待され、ノウハウがなければ、40代に求められている役割を担うのは困難です。 コンサルティングファームは実力主義であり、経験豊富な年下の部下たちを未経験の人材が率いていけるのか、という問題もあります。また、コンサル業務をうまく進めるために思考力、柔軟性、人間力を求められるケースもあり、経験豊富な40代の方のこだわりや柔軟性を懸念し、未経験者作用を見送っている企業も少なくありません。    

未経験でのコンサルタントへの転職で求められるスキル

未経験でコンサルへの転職を希望する場合、以下のようなスキルをアピールすると採用してもらいやすくなります。  

①ロジカルシンキング

コンサルの仕事は本質的に経営課題に応じた問題解決です。そのため、ロジカルシンキングは重要なスキルとして歓迎されます。例えば、あるビジネス課題に直面した場合、まず現状を把握し、その原因を特定します。その後、仮説を立てて検証を行い、最適な戦略策定を行います。この過程では、データの分析や情報の関連性を見極めるロジカルシンキングの能力が必要です。 未経験でも、このスキルはトレーニングや実践を通じて習得可能です。第三者からのフィードバックで、ロジカル思考の能力を高めることもできます。転職エージェントなどに登録し、ロジカルシンキングのスキルアップにつながるアドバイスを受けるのもおすすめです。  

②コミュニケーション能力

コンサルは、クライアントとの密なコミュニケーションが不可欠です。自分の考えを明確にアウトプットする能力が求められます。 また、クライアントのニーズや期待を理解するためには、聞き手としてのスキルも必要です。良好な関係を築くことで、プロジェクトの成功につながります。  

③ストレス耐性

コンサルティングのプロジェクトはしばしば長期間にわたり、予期しない問題が発生することもあります。そのため、忍耐力が重要となります。進捗が思わしくない場合でも冷静に対応し、状況を改善するための努力を続ける姿勢が大切です。また、複雑な課題に直面した際にも、焦らずに段階を追って解決に導く姿勢が重要です。忍耐力を養うことで、ストレス耐性も向上し、プロジェクトの成功率を高められます。  

④財務・会計に関する知識

コンサルとして、財務や会計の基本的な知識は必須です。クライアントの経営状況を把握するためには、財務諸表を理解し、予算管理やコスト分析を行う能力が求められます。収益性を評価し、ビジネスの数字を読み解く力は、戦略的な提案を行う上で非常に重要です。さらに、経済指標や市場動向の情報収集を行えば、より効果的なアドバイスを提供できます。  

⑤英語力

近年のコンサルティング業界では、海外のクライアント企業とのグローバルな関わりが増えています。英語でのコミュニケーション能力は、国際的なプロジェクトの資料作成や会議参加において必須です。英語圏への転勤も考えられます。そのため、ビジネス英語が重要なスキルとなります。特に外資系コンサルでは、高い英語力を入社条件としているケースが少なくありません。    

未経験でのコンサルタントへの転職で求められる経験

未経験でも、特定領域での専門性の高い経験をアピールすると採用率が高まります。 例として、戦略系コンサルファームでは、過去に問題解決を行った経験が重視されます。過去のプロジェクトで複雑な課題に取り組んだ実績があると評価されやすいでしょう。また、複雑なプロジェクトを管理した経験が求められ、時間やリソースの調整能力が重視されます。 さらに、チームのマネジメント経験も重要であり、リーダーシップやチームワークの能力を示すことが求められます。戦略的思考が必要とされるため、論理的な分析力やプレゼンテーション能力も高く評価されます。具体的な事例を示しながらこうした経験を伝えられれば、戦略系ファームへの転職活動で有利に働くでしょう。 その他のコンサルファームでは、特定の分野での実務経験が重要視されます。例えば、IT、マーケティング、ファイナンスといったフィールドでの知見があれば、専門コンサルファームでより高く評価されるでしょう。プレゼンテーションスキルや顧客対応の経験も活かしやすく、クライアントとの関係構築に役立ちます。また、業務改善や業務効率化の経験も大切で、特にオペレーショナルコンサルティング分野では重宝されるスキルです。  

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2.未経験でのコンサル転職を成功させる選考対策

コンサルへの未経験転職を成功させるためには、事前に対策方法を知っておくことが大切です。転職に成功するためのポイントを、書類選考対策と面接対策に分けて解説します。  

【書類選考への対策】

転職では、まず書類選考が実施されます。面接に進むためには、記載内容を応募職種に合わせることが重要です。以下では、コンサル企業編への転職を想定した職務経歴書と志望動機の書き方について解説します。  

- 職務経歴書の書き方 -

コンサルへの転職を目指す際の職務経歴書の書き方は、応募企業の価値観や求めるスキル・経験に合わせることが重要です。まず、単に職務経歴を羅列するのではなく、応募企業に合わせた言葉で自身の経験を語ることが求められます。特に、論理的思考力や問題解決能力をアピールするために、過去の成果だけでなく、その成果に至るプロセスやアプローチに焦点を当てることが大切です。 職務経歴書の冒頭では、概要を簡潔にまとめて「会ってみたい」と思わせる印象を与えます。続いて、応募ポジションにフィットする経験やスキルを、得意分野として明確に記述します。この際、箇条書きを活用し、具体的なエピソードを補足することで説得力を高めます。 また、成果に至るまでのプロセスを詳述し、採用担当者が「こういう考えができるなら、優秀な働きをしてくれそうだ」と感じるような内容にします。成果は可能な限り定量的に表現し、経験を相手企業のニーズに合わせて整理します。英語などの資格は、必要に応じて記載し、マイナス面は省くことが望ましいです。 自己PRや志望動機は、職務経歴書の内容と重複しないように注意しましょう。全体として、論理的思考力や問題解決能力を伝えるために、応募企業に求められる要素を明確に示すことが成功の鍵です。  

- 志望動機の作り方 -

コンサルの転職における志望動機は、選考で重要な役割を果たします。志望動機は、単に自己アピールではなく、内定獲得のための手段と位置づけ、読み手に魅力的に映る必要があります。 志望動機は、「志望理由」と「自分が貢献できること」の2部構成が推奨されます。志望理由では具体的な経験を基に、自身がなぜコンサルを志望するのかを明確に示し、論理的に構築することが重要です。自分が貢献できることでは、応募先の企業やポジションに応じて、自分のスキルや経験をどのように活かせるかを述べます。 また、よくある失敗例として、抽象的な表現や自分本位の理由を挙げることは避けるべきです。成功する志望動機を書くためには、まず自分の経験を整理し、具体的なエピソードを織り交ぜて伝えることが求められます。 志望動機を書く際は、自己満足に終わらないように注意し、常に応募先の企業や業界への理解を深め、自分のキャリアとの親和性を強調することが大切です。まずはドラフトを作成し、改善を重ねることが推奨されます。  

【面接対策】

コンサルの面接では、主に論理的思考力、コミュニケーション能力、発想力が評価されます。それぞれの能力を、説得力のある体験談を交えながらアピールしていくことが大切です。 また、コンサルファームでは「ケース面接」が頻繁に実施されます。ケース面接とは、コンサルの適性を見極めるために実際のビジネス課題を解決する形式の面接です。面接官とのディスカッションを通じて、論理的な考え方や問題解決のプロセスが評価されます。 ケース面接を突破するためには、普段から論理的思考を鍛えることをおすすめします。 実際に問題を解決するトレーニングを日常的に行いましょう。 ケース面接では、「フェルミ推定」について知っておくと効果的です。フェルミ推定とは、限られた情報から実際には計測することが難しい数値を推測することを指します。フェルミ推定のスキルを身につけることで、将来的な結果を予測し、ケース面接のなかで説得力のある論理を展開できます。 「売り上げを◯◯%上げる方法を考えてください」などは、ケース面接での問いの典型的な例です。この問いに対し、フェルミ推定で客単価や回転率などを論理的に割り出し、回答を導き出します。    

3.未経験からのコンサルタント転職ではエージェントのサポートを受けよう

コンサル業界への転職は年収アップやキャリアアップにつながるため転職市場の中でも人気が集まっています。一般的に若ければ若いほど、選考上、有利なため、コンサルを志望している場合は、なるべく早く行動を開始しましょう。 そして、特に未経験からのコンサルへの転職では、書類作成、面接対策ともに綿密な対策が重要です。自分だけでは十分な対策ができるか不安に感じるかもしれません。転職エージェントに相談すれば、コンサル転職を成功させる上での適切なアドバイスがもらえます。コンサルへのキャリアチェンジを実現するため、転職エージェントのサービスを利用しましょう。  

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この記事の監修

新山 雄俊

Niiyama Takayoshi


【担当領域】 ・コンサルティングファーム(戦略、業務、IT/DX、セキュリティ、ESG/サステナビリティ等) ・SaaS/SIer(SE、PM、事業開発、経営企画等) ・製造業/エネルギー(研究・開発・設計・生産技術・品質エンジニア、経営企画、事業開発、営業、SCM、経理等全般) ・ポストコンサル 【経歴】 高専電気工学科を経て長岡技術科学大学卒業、同大学院電子機器工学専攻修了。日系・外資系のエレクトロニクスメーカー/IT関連企業で15年以上にわたりエンジニア業務に従事。装置開発からキャリアをスタートし、生産技術や品質保証を経て、システムアーキテクト、開発PM、FAEマネジャー、事業開発シニアマネジャーを務める。その後、人材業界に転じ、主にミドル・ハイクラス層向けに、製造業、IT、エネルギー、商社、金融機関、コンサルティングと幅広い業界での支援実績を積む。英語堪能。 【自己紹介】 マネージャー以上のハイクラス層を得意とし、私自身の製造業におけるシステムアーキテクト/開発PM経験にもとづき、候補者様にとっての課題特定から具体的なソリューション提供までできることが強みです。 自動車、半導体、エレクトロニクス、化学等の製造業、エネルギー業界(電力、ガス)、コンサルティング業界を中心に数多くのご支援実績を有しています。IT関連では、SaaS、SIer、金融機関、コンサルティングなど、多岐にわたる分野でのご支援実績がございます。 求職者様とのコミュニケーションに重きを置き、ご経験やご志向を深く理解することで、その方のご希望に合ったキャリアプランの構想から実現に至るまでのストーリーを重視し、ご支援させていただきます。  

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