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サイバーセキュリティコンサルの仕事内容|年収相場と転職する方法

サイバーセキュリティコンサルは、サイバー攻撃や今後予想される脅威についての知識が求められる非常に専門性が高い仕事です。 また知っているだけではなく、顧客や組織に対して必要なセキュリティ対策を経営や業務に絡めて立案する場合もあります。 しかしテクノロジーや攻撃者によるアプローチが日々高度化しており、専門性の高さゆえに人材も少ないことから、今後もますます需要が高まり収入が安定する可能性がある職業といえるでしょう。 サイバーセキュリティコンサルの具体的な仕事内容や転職の方法について解説します。  

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<目次> 1.サイバーセキュリティコンサルの役割と仕事内容 2.サイバーセキュリティコンサルの年収の相場と採用の動向 3.サイバーセキュリティコンサルに転職するには? 4.サイバーセキュリティコンサルへの転職なら業界に強いエージェントへの相談  

1.サイバーセキュリティコンサルの役割と仕事内容

高い専門性が求められるサイバーセキュリティコンサルは、自社の専門の部署にこもることが多いイメージがあります。 しかし実際にはクライアント企業と密接なかかわりを持ちながら、コンサルタントを行う場合がほとんどです。  

サイバーセキュリティコンサルとは?

クライアント企業の情報セキュリティに関する課題の解決を目指すため、コンサルティングを行います。具体的にはセキュリティ対策となる施策の提案などがあります。  

サイバーセキュリティコンサルの主な仕事内容

①戦略立案

クライアント企業のセキュリティ体制の現状を把握し、現状の分析を行います。 たとえばクライアント企業の業務内容や使用しているシステム機器から脆弱性を洗い出し、セキュリティ診断を行います。診断結果の現状分析に基づき、セキュリティ体制の向上に向けた計画を立案します。

②マネジメント支援

クライアント企業のセキュリティレベルの維持・向上・管理などをサポートします。 具体的には、クライアント企業が自社独自のセキュリティポリシーが策定できるように、考えられるセイバー攻撃の脅威などを洗い出して対策とともにアドバイスを行います。クライアント企業により脅威や施せるサイバーセキュリティ対策が異なるため、寄り添い、かつ現実的なアドバイスができるようさまざまな業界や専門知識を習得することが求められます。

③実行支援

立案した戦略の実施を支援します。たとえば日常業務に取り入れるセキュリティガイドラインの設定をサポートしたり、導入予定のセキュリティ監査がスムーズに行えるよう立ち会ったりなどがあります。  

2.サイバーセキュリティコンサルの年収の相場と採用の動向

専門性の高さもあり、サイバーセキュリティコンサルの年収相場は、同年代の平均年収より高めに設定されていることが多いです。 そして日々サイバー攻撃による脅威のレベルが目まぐるしく進化する中、サイバーセキュリティコンサルの需要は今後も高まり続けるでしょう。  

サイバーセキュリティコンサルの年収相場

所属企業の規模や本人のスキルなどにより大きく異なりますが、一般的にはサイバーセキュリティコンサルの年収は下記のようになっています。 ・20代中盤~30代前半:600万円~900万円 ・30代前半~30代後半:900万円~1500万円 ・30代後半~40代前半:1500万円~2000万円 一方で国税庁長官官房企画課が公開している「令和4年分民間給与実態統計調査」によれば、国民全体における各年代の平均年収は、下記のようになっています。 ・20代後半:389万円 ・30代前半:425万円 ・30代後半:462万円 ・40代前半:491万円 【引用】国税庁長官官房企画課 令和4年分民間給与実態統計調査 年齢階層別の平均給与 (https://www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/minkan2022/pdf/000.pdf) サイバーセキュリティコンサルは、業務において求められる専門知識のレベルと需要の高さから、同年代の平均年収より高いことがわかります。

サイバーセキュリティコンサルの採用動向

サイバーセキュリティコンサルの需要は高く、現代だけではなく今後もますます高まり続けるでしょう。理由においては下記が挙げられます。

①情報セキュリティを担当できる人材が少ないため

情報セキュリティに携わるには、考えられるサイバー攻撃の種類や脅威を知るだけではなく、どのように回避したらよいか、ネットワークの仕組みやシステム機器に精通している必要があります。そのため非常に高い専門性が求められ、実務レベルのコンサルティングサービスが提供できるようになるまでには長い期間と多くの経験が必要です。 またネットワークの技術は日々進歩しているため、新しいIoT機器や考えられるサイバー攻撃の脅威などについて、学び続ける姿勢も必要です。それらを併せ持った人材の育成は非常に困難なため、活躍できる人材が少ないことが現状です。  

②サイバー攻撃の高度化により企業の情報資産が危機に瀕しているため

顧客の情報漏えいにより多額の賠償金を支払う企業は少なくありません。また、これまでは大手企業のみターゲットとなっていましたが、昨今では中小企業まで、規模に関わらず情報資産が狙われるようになりました。 情報漏えいは企業の信頼を大きく損ねます。最悪の場合、賠償金の支払いにより倒産に追い込まれるケースもあるでしょう。そのため徹底的に情報資産を守る姿勢を強化したいと考える企業が増えつつあります。しかしセキュリティの知見がない場合は、専門知識を持ったサイバーセキュリティコンサルの力を借りる必要があります。そのため、今後はますますサイバーセキュリティコンサルの需要が高まるといえるでしょう。  

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3.サイバーセキュリティコンサルに転職するには?

AIの発達により多くの職業が淘汰されていく中、サイバーセキュリティコンサルは、引き続き需要と収入が高い状態が続くことが予想されます。そのため、サイバーセキュリティコンサルへの転職を目指す人もいらっしゃるでしょう。 未経験から転職するためには、役立つスキルや経験、資格を身に付けることをおすすめします。  

サイバーセキュリティコンサルへの転職に役立つスキル

セキュリティに関する知識・スキルは、常に最新情報をチェックしておきましょう。 またアプリケーションやネットワークに関する知識・スキルにおいても自分の知識をアップデートする必要があります。クライアント企業ごとに使用しているアプリケーションやネットワークが異なるため、随時対応する必要があります。 またサイバーセキュリティコンサルに最も必要なスキルはコミュニケーション能力です。サイバーコンサルティングの仕事は、クライアント企業のシステムにおけるセキュア分析を行い、考えられる脅威や取り組むべき対策について提案することです。セキュリティにあまり詳しくない顧客へわかりやすく説明するためには、コミュニケーション能力が必要です。またプロジェクトによってはセキュリティ対策を検討している経営層へ提案することもあるでしょう。「本来顧客が抱えている悩みは何か」を引き出したり、「なぜ提案したセキュリティ対策を施すべきなのか」について経営に絡めて説明したりする必要があります。  

サイバーセキュリティコンサルへの転職に役立つ経験

サイバーセキュリティコンサルは、システムの分析やネットワークの構造から考えられる脅威について予想します。 そのため、セキュリティエンジニアやインフラエンジニアの経験があると良いでしょう。また、実際にクライアントと打ち合わせをしたり提案したりする仕事の経験も大変重要です。  

サイバーセキュリティコンサルへの転職に役立つ資格

未経験でもある程度システム系の業界に携わったことがある方も、サイバーセキュリティコンサルへ転職するなら、資格の取得を目標に学習を進める方法がおすすめです。 ・システム監査技術者 ・CISM(公認情報セキュリティマネージャー) ・CISA(公認情報システム監査人) ・GIAC ・ITストラテジスト ・情報処理安全確保支援士 【システム監査技術者】 顧客のシステム監査におけるニーズを把握し、ニーズに沿った経営戦略や情報資産の管理方法を提案したり、適切な監査を行ったりできることを証明するための資格です。 【CISM(公認情報セキュリティマネージャー)】 顧客や組織のIT担当として、必要な情報セキュリティの提案や管理、実施までのサポートなどが適切に行えることを証明する資格です。アメリカの「情報システムコントロール協会」が認定している資格なため、世界的に認知度が高いです。 【CISA(公認情報システム監査人)】 顧客や組織において、情報セキュリティの設定から実行、運用までが適切に行えることを証明する資格です。 【GIAC】 セキュリティ管理や運用、監査など入門からプロフェッショナルまで約40種類ある資格の総称です。世界的にも認知度が高く、取得するまでには非常にハードなレベルが要求されるため、日本国内においても取得者は数千人ほどしかいないといわれています。 【ITストラテジスト】 ITに関する高度な知識を実務レベルにまで身に付け、企業や顧客が抱えている課題をみえる化し、必要な対策やITと絡めた取り組むべき経営戦略について立案できることを証明する資格です。 【情報処理安全確保支援士】 サイバーセキュリティに関する専門的な知識を得るだけでなく、顧客や組織のために情報セキュリティを交えた戦略や経営について立案するとともに、運用に携われる人材の育成も行えることを証明する資格です。  

サイバーセキュリティコンサルに転職する方法

未経験から高収入のサイバーセキュリティコンサルへ転職することは難しいため、はじめに経験やスキルを身に付けてから、コンサルティングファームの求人に応募するとよいでしょう。 経験やスキルとは、たとえば転職に備えて、セキュリティを担当するシステムエンジニアとして実務経験を積むことなどがあります。 転職エージェントを利用すると便利ですが、エージェントによって得意な業界が異なる場合があるため、システム系またはサイバーセキュリティコンサル業界に強いエージェントに登録しましょう。 多くのエージェントサービスには無料で登録できるうえ、実践的で適切なアドバイスが受けられます。またネット上に掲載されていない非公開の求人情報を紹介してもらえることがあります。  

4.サイバーセキュリティコンサルへの転職なら業界に強いエージェントへの相談

サイバーセキュリティコンサルは、顧客や組織内におけるシステムや情報資産を分析し、施すべきセキュリティ対策について提案することがおもな仕事です。そのため非常に専門性が高く、今後も需要が高まることが予想されます。特に臨機応変なインシデント対応ができる人材なら、なおさら重宝される可能性が高いでしょう。 転職をする際は、業界と関わりの深い人材紹介会社を利用する方法がおすすめです。「タイグロンパートナーズ」ではサイバーセキュリティコンサルへの転職相談を行っており、未経験者の方でも、転職に必要なスキルや経験などについてアドバイスいたします。    

サイバーセキュリティコンサルへの転職の相談はタイグロンパートナーズへ


この記事の監修

山崎 祥人

Yamasaki Yoshihito


【担当領域】 ・コンサルティングファーム ・事業会社(CxO) 【経歴】 早稲田大学法学部卒業。新卒でアビームコンサルティングに経営コンサルタントとして入社。その後、大手日系・外資系人材企業を経て当社入社。コンサルティングファーム・事業会社のCxOを中心とした転職支援を行う中で、コンサルティングファームのParnter/Managing Directorクラスのハイクラス案件、コンフィデンシャルな特命案件を数多く担当。コンサルティング領域ではインダストリーを問わず、サービスラインとして戦略・DXを得意とし、事業会社領域では、経営企画・事業企画・M&A/投資・DX推進にの管理職以上のポジションでの実績が豊富。 【自己紹介】 コンサルティングファームおよび日系・外資系事業会社でのヘッドハンティング経験を活かし、網羅的に人材コンサルティング業務を遂行しております。 人材業界は機械的に人と企業のマッチングを行う企業も多々ありますが、私は、皆様が中長期的に成し遂げたいことをヒアリングさせていただいた上で、その達成に必要となるであろうご経験とキャリアを身に着けけていただけるよう、ご支援いたします。 ぜひ1回のみのスポット転職ではなく、長期的な人生の伴走者として皆様とのご縁を紡ぐことが出来れば幸いでございます。ジュニアからシニアの方まで、お気軽にお問い合わせくださいませ。
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