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銀行からの転職を成功させるポイント|主な転職先と評価されるスキル

  銀行からの転職では、同じ金融業界の企業はもちろん、金融系の知識やスキルが評価される異業種への転職も可能です。転職を成功させるために、転職先の選択肢や、中途採用で求められるスキルについて確認してみましょう。 本記事では、銀行からの転職を成功させるポイントを解説します。銀行員としての業務経験を活かしてキャリアアップ転職を実現するために、ぜひ参考にお読みください。  

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  <目次> 1.銀行員によくある転職理由と主な転職先 2.銀行員が転職で評価されやすいスキルや資格 3.銀行からの転職で失敗しないためのポイント 4.銀行員からの転職にはハイクラス求人を扱う転職エージェントがおすすめ  

1.銀行員によくある転職理由と主な転職先

従来、銀行業界はその安定性から非常に人気のある業界でしたが、近年はより成長性のある業界を目指す方や、将来を見据えてキャリアを見直す方も少なくありません。まず銀行員の転職事情や、主な転職先について解説します。  

<銀行員によくある転職理由>

①銀行業界を取りまく環境の大きな変化による不安

近年はデジタル技術の進歩にともなうDX推進・AI活用・フィンテックの台頭などを背景に、銀行業界を取りまく環境が大きく変化しています。金融サービスのデジタル化、対面業務のオンライン移行、既存店舗の縮小、統廃合やサービスの見直しなどが行われている状況です。そのため、対面業務や営業に関わる銀行員が、この先も銀行業界で働き続けることに不安を感じるようになりました。こうした背景から、より成長性のある業界や職種への転職を考える人もいます。  

②銀行業界特有のジョブローテーションの慣習によるスキルへの不安

銀行業界のキャリアパスでは、慣習として定期的なジョブローテーションが実施されることから、特定の分野・職種で専門的なスキルを深く積み上げていくのが難しい傾向にあります。その一方で、転職市場では専門性重視のジョブ型雇用が増えている状況です。専門性が身につきにくい働き方では転職市場で経験が有利に働かないのではと懸念し、若手のうちに転職を検討する銀行員も少なくありません。  

③転勤の多さ

銀行員は、一般的に2~3年ごとに別の支店への転勤を命じられるケースが多くあります。このように転勤が多い理由として、担当者が同じ職場で長く働き続けることによる銀行業務への影響を防ぐ意味合いがあります。担当者と特定の企業・個人との人間関係が長期的に継続することで、融資業務におけるトラブルが懸念されるためです。ただ、転勤にともなう家庭や生活環境への影響を懸念して、転職を考える人もいます。    

<銀行員の主な転職先>

・金融業界

銀行員の転職先としてまず挙げられるのは、同じ金融業界の別の企業です。具体的には、他の銀行(メガバンク・地方銀行・投資銀行・ネット銀行)・信用金庫・外資系金融機関・証券会社・保険会社・カード会社・リース会社などが挙げられます。銀行で培った業務経験や知識をそのまま活かして働くことができるのが魅力です。  

・M&A業界

M&A業界は、銀行業界の営業職出身者の転職先として選ばれるケースが多くあります。特に法人営業経験がある方は、M&A支援における企業経営層とのリレーション構築やコミュニケーションの経験・スキルを存分に活かすことが可能です。  

・経営コンサルタント

コンサルティング業界の中でも、企業の経営課題を解決へ導く経営コンサルタントの業務では、銀行員時代の経験が評価されやすい傾向にあります。金融業界で培った経営分析やリスク管理などのスキルを活かして、活躍が期待されます。  

・事業会社の経理・財務部門

銀行員と経理・財務は仕事内容に違いがあるものの、金融関連のスキルをアピールすることで、転職で有利にはたらく可能性があります。例えば、会計・財務・法務・税務などのお金に関する知識は、経理・財務の仕事でも役立てられます。  

・不動産業界

不動産業界で働くには、不動産という資産を扱う上で、ローンや融資をはじめとした金融に関する知識が不可欠です。銀行員が異業種への転職をする際、不動産業界なら業界未経験者でも前職で培った知識を活かして働きやすいとされています。  

・IT業界

IT業界では、金融サービスと情報技術を組み合わせた「FinTech(フィンテック)」の領域で金融業界の知識や経験を役立てられます。将来性のある分野で銀行員としてのスキルを活かせることに魅力を感じ、転職希望者が多くいます。  

・人材業界

人材業界における企業の経営分析の業務では、金融業界で培った財務分析・業績分析などのスキルを活かして働くことができます。また、銀行で営業職として勤務した方は、企業経営者・転職者へのアドバイスや提案などの場面で、コミュニケーション能力を活かせるでしょう。  

・公務員

銀行業務を通じて身につけた事務処理能力や責任感の高さは、公務員への転職で評価の対象となる場合があります。近年は将来的な安定性を求めて公務員への転職を視野に入れる銀行出身者も少なくありません。  

 

2.銀行員が転職で評価されやすいスキルや資格

銀行員としてキャリアを積んだ方は、転職活動で以下のスキルや資格が評価される傾向にあります。銀行業界での実績をアピールするために、評価されやすいスキルや資格について押さえておきましょう。  

【銀行員が転職で評価されやすいスキルや強み】

▷コミュニケーション能力

銀行業務で培った幅広い年齢層の顧客との交渉力や、経営者・役職者とのコミュニケーション能力は、さまざまな業界や事業会社で役立てられます。特に、法人営業を経験した銀行員は経営層との交渉経験が豊富で、高く評価されやすい傾向にあります。  

▷高い専門知識

銀行の業務内容に関わるお金の専門知識は、金融業界に限らず他の業界でも重宝されます。例えば、金融商品・市場・会計・法令などの専門知識は転職活動でのアピールに有効です。また、財務分析や業績分析の能力のほか、マネーリテラシーなども高く評価される傾向にあります。  

▷ストレス耐性

銀行の業務内容には精神的負荷がかかる仕事が少なくありません。業界経験で身につけた忍耐力や精神力は他の業種でも活かせる強みとなるでしょう。ノルマ達成のプレッシャーがかかる環境や、厳しい法令遵守が求められる環境で仕事をやり抜く力は、中途採用において入社後に即戦力として活躍できる印象につながります。  

【銀行員が転職時に活かせる経験】

銀行員の業務経験の中でも転職に活かしやすいのは、法人営業やマネジメントの経験、財務や経理の実務経験などです。さらには、経営者への提案経験がある人材は高年収のハイクラス転職でもニーズがあります。銀行の窓口業務や顧客対応の経験も、幅広いカスタマーサポート業務で役立つでしょう。  

【銀行員が転職で評価されやすい資格】

日商簿記検定

日本商工会議所および各地の商工会議所が実施する、簿記スキルの習得度を測る検定試験です。銀行員が簿記スキルを身につけると、企業の財務状況を把握し、経営管理に役立てられます。2級以上の取得により、経理や財務職への転職で有利になるとされています。  

中小企業診断士

中小企業診断士は、中小企業の経営課題の解決へ向けた診断やアドバイスなどを担う専門家です。銀行員が金融業界の知識に加えて経営の知識を勉強すると、経営コンサルをはじめとした転職先の選択肢が広がります。

宅地建物取引士

宅地建物取引業を営むにあたり必須となる国家資格です。宅建士が宅地建物取引業法に基づいて行う重要事項の説明などは独占業務であり、安定した需要があります。銀行員が異業種へ未経験で転職する際、資格が有利にはたらきます。  

証券外務員

金融業界で金融商品の販売・勧誘を行う場合に必須の資格です。銀行員が取得することで、業界の専門知識を証明できます。証券会社や信託銀行など金融業界の別の企業へ転職する場合はもちろん、前職で培ったスキルを証明する場面でも取得しておくと安心です。  

ファイナンシャルプランナー(FP)

税金・保険・年金をはじめとしたお金の知識を証明する資格です。国家資格の「FP技能士」、民間資格の「AFP」「CFP」などの種類があります。銀行員が取得することで、転職後に資産運用のアドバイスに携われるようになります。    

3.銀行からの転職で失敗しないためのポイント

銀行からの転職を成功させるには、転職活動でどのようなポイントに注意すれば良いのでしょうか。転職で失敗しないための注意点を解説します。  

■キャリアプランと転職の目的を明確にする

銀行からの転職を検討し始めたら、まず転職の目的や理由を整理した上で、長期的なキャリアプランを考えることが大切です。今後目指すべき方向性に応じて「金融業界内で転職する」「異業種へ挑戦する」といった大きな方向性を決めると良いでしょう。  

■自己分析とスキルの棚卸しをする

これまでに銀行員として培った経験やスキルを客観的に分析し、棚卸しを行います。採用選考へ向けて自分の強み・弱み、得意・不得意などを整理しましょう。これにより、他業界でも活かせる汎用スキルを洗い出せます。転職先で求められるスキルと自身のスキルのギャップを把握し、アピールすべきポイントを見極めます。  

■転職エージェントを活用する

銀行からの転職でキャリアアップを目指すなら、転職エージェントを利用して転職支援を受けるのがおすすめです。その際は、金融業界に詳しいキャリアコンサルタントが在籍する人材紹介会社を選びましょう。業界に詳しいコンサルタントに相談することで、ご自身の市場価値や転職によって実現できるキャリアの可能性を客観的に判断してもらえます。 また、金融業界に詳しいエージェントは、銀行員としての経験を活かせる求人情報を多数保有しています。豊富な求人数の中から、キャリアプランに適した相性の良い企業の紹介を受けられるのが魅力です。さらには、自己分析・面接対策・応募書類の添削・キャリア相談などの手厚いサポートを受けられます。銀行からの転職を検討するなら、転職ノウハウが豊富なエージェントに相談しましょう。    

4.銀行員からの転職にはハイクラス求人を扱う転職エージェントがおすすめ

ここまで、銀行からの転職に役立つ情報をお伝えしました。銀行業務で身につけた金融のスキルや専門知識は、転職後も幅広い業界やポジションで役立てられる可能性があります。年収アップを目指してキャリアアップを目指している方は、ハイクラス向け転職エージェントの支援を受けることをおすすめします。 タイグロンパートナーズでは、金融・コンサルといった高年収業界や事業会社のハイクラス・プロフェッショナル求人に特化した転職支援を行っています。金融業界を始めとする各業界に関する知見・経験・人脈が豊富な精鋭コンサルが多数在籍し、幅広いネットワークを駆使して情報収集を行い、ハイクラス求人情報をご紹介します。銀行員からの転職相談は、ぜひタイグロンパートナーズにお任せください。  

 

この記事の監修

信藤 啓吾

Keigo Shindo


【担当職域】 ・投資銀行 ・PEファンド ・不動産 ・VC 【経歴】 麗澤大学外国語学部卒業、Salem State Universityカウンセリング心理学修士。外資系大手人材サーチファームであるロバートウォルターズで金融マーケット専門のリクルーティングに従事後、2007年、当社の前身である英国アカマイフィナンシャルマーケッツ日本支社の立ち上げに参画。以来、投資銀行、不動産ファンド、PEファンド、そして、一般事業会社のM&A・戦略企画部門、ファンド投資先CFO、コンサルティング会社ファイナンシャルアドバイザリー等のポジションへの転職を数多く支援。産業カウンセラー。英語堪能。 【自己紹介】 これまで一貫して金融業界への転職をご支援しています。その間に蓄積されたクライアント企業様に関する情報と人脈で、候補者様の面接準備から入社前交渉までサポート。特に外資系投資銀行、不動産ファンドとの繋がりは深く、Managing Director・部門長クラスとのリレーションを活用したご紹介が可能です。若手から中堅、シニア層まで、全て年代の候補者様をご支援しています。 一人ひとりのニーズに合わせたオーダーメード型コンサルティングを心掛けておりますので、今すぐ転職したい方はもちろん、中長期的なキャリアを見据えて情報収集したい方や「すぐの転職は考えていないけれど一度相談してみたい」という方も大歓迎です。  

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