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金融業界の主要企業の年収は?業種別の相場金額と年収が高い理由

  金融業界には、多様な金融サービスを担う企業が集まっており、その代表例として銀行・証券会社・保険会社などが挙げられます。それぞれ個人や企業に対して金融サービスを提供し、経済の安定と成長を促す重要な役割があります。また、金融業界では高度な専門知識やスキルが求められるため、キャリアアップの機会も豊富です。加えて、業界全体の収益性が高く、年収も他業界に比べて優遇される傾向にあります。 本記事では、金融業界の年収やその特徴について解説し、転職を目指す際のポイントや業種別の年収相場についてもお伝えします。  

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<目次> 1.金融業界に転職する魅力とは? 2.金融業界の年収 3.【業種別】金融業界の平均年収相場 4.金融業界の年収が高い理由 5.金融業界への転職で高年収を目指す  

1.金融業界に転職する魅力とは?

金融機関は、銀行の預金や貸付などに代表されるような、お金があるところから必要なところへと融通を行うサービスを行います。金融業界の代表的な企業として、銀行(都市銀行、ネット銀行)・証券会社・生命保険会社・損害保険会社・クレジットカード会社・資産運用会社・プライベートエクイティ・ベンチャーキャピタル・政府系金融機関などが挙げられます。 金融業界は、個人や法人に対して融資・貯蓄・株式取引・保険などのサービスを提供し、手数料収入を得るビジネスモデルで成り立っています。社会におけるお金の流れを管理し、経済の循環に関わる機能を担っています。このように経済を根幹から支える重要な役割を果たし、かつ高度な専門知識が求められる仕事であることから、キャリアアップの機会も豊富です。 金融業界への転職を目指す際は、自分の興味のある分野やスキルに合った領域を見極め、必要な知識や能力を理解しておくことが重要です。ハイクラス転職を目指す方にとって、金融業界は社会に大きなインパクトを与える多様なビジネスの選択肢があり、かつ挑戦の機会にも恵まれた魅力的な業界だといえるでしょう。  

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2.金融業界の年収

金融業界は、他業界と比較して全体的に年収が高い点も魅力の一つです。金融業界の平均年収は約656万円であり、日本の給与所得者の平均年収である458万円を大きく上回っています。こうした報酬の差には、金融業界の業務の専門性や責任の重さなどが関係しています。また金融業界の平均年収は、企業や職種によって大きく異なります。例えば、外資系証券会社の平均年収は約1800万円というところもあります。 大手銀行や大手証券会社では、年収が1,000万円を超えることも珍しくありません。大規模な組織では、役職や業績に応じてボーナスが支給されるため、年収が大きく変動するケースもあります。インセンティブが高く設定された企業では、自身の出した成果に応じてより高い報酬を期待できるため、優秀な働き手にとっては大きな魅力と言えるでしょう。 また、金融業界にはさまざまな職種が存在します。例えば、「アナリスト」「ファイナンシャルプランナー」「リスクマネージャー」をはじめとした専門性の高い職種では、知識・スキル・資格を活かして高い年収を得られる可能性があります。 このように、金融業界は年収の面でも大きな魅力があり、キャリアアップを重視する人にとってはチャンスに恵まれた環境だと言えます。職種や業務内容によって年収の幅があるものの、全体的には給与水準が高い業界です。将来的なキャリアを考える上でも、業界としての安定性や収入の高さから一定の人気があります。  

【出典】 「令和4年分 民間給与実態統計調査」P14,P19(国税庁)

3.【業種別】金融業界の平均年収相場

ここでは、金融業界の平均年収の相場を業種別にご紹介します。金融業界の年収は、勤務先・年齢・ポジションによっても大きく異なります。どの業種も大手企業は平均年収は800~1,000万円と高い傾向にあり、キャリアアップでの転職を目指す方が多くいます。  

【銀行】

銀行では、預金・貸付・為替取引などの幅広い金融サービスを企業や個人に対して提供するのが主な業務です。銀行業界の企業は、メガバンク(主要行)・地方銀行・信託銀行・信用金庫などに大きく分類されます。代表的な大手三行の銀行員の平均年収は以下のとおりです。 中でもメガバンクは給与水準が高い傾向にあります。その一方で、地方銀行は銀行によって給与の差が大きい点が特徴です。年功序列型の給与体系を取っている銀行も多く見られます。  

【証券会社】

証券会社は、株式や債券などの有価証券売買の仲介を行います。個人投資家や機関投資家に対して投資アドバイスや資産運用サービスを提供することも仕事内容の範囲です。代表的な三者社の平均年収は以下のとおりです。 全体として、大手証券会社や外資系証券会社は年収が高い傾向にあります。上記のように、平均年収が1,000万円を超える企業も目立ちます。  

【生命保険会社・損害保険会社】

生命保険会社・損害保険会社は、加入者がお金を出し合って助け合う、相互扶助で成り立つ保険を提供します。 生命保険会社は、契約者が亡くなったり病気やケガなど特定の条件が満たされたりした場合に保険金を支払います。一方、損害保険会社は自動車保険・火災保険・傷害保険などの損害保険商品を提供する会社です。いずれも保険金を支払うことで顧客の経済的損失を補償します。生命保険会社・損害保険会社の大手平均年収はそれぞれ以下のとおりです。 業界全体を通して、給与以外にもインセンティブがある企業が目立ちます。部署や個人の成績によっても給与に差が生じやすいといえるでしょう。営業実績によっては年収が1,000万円を超えることもあります。  

【資産運用会社】

資産運用会社は、投資信託や年金基金などの資産を運用しています。事業では顧客の資産を増やすことが目的です。「アセットマネジメント会社」と呼ばれることもあります。大手の平均年収は以下のとおりです。 外資系の大手資産運用会社は平均年収が高い傾向にあります。  

【ベンチャーキャピタル】

ベンチャーキャピタルは、スタートアップ企業に対して資金を提供し、成長を支援する事業を展開する会社です。投資先企業の経営にも深く関与し、成功すれば高いリターンを得られます。一方、業務量が多いことも少なくありません。大手企業の平均年収を紹介します。 ベンチャーキャピタルの企業では成果主義の傾向が見られます。20代~30代でも成果次第で高収入を期待できるでしょう。  

【政府系金融機関】

政府系金融機関は、政府が出資する金融機関です。経済発展や国民生活の安定を目的としています。中小企業の支援・住宅金融・公的年金の運用など、公共性の高い業務が中心です。災害時や金融危機時の支援も行っています。 年功序列型の給与体系を取っている銀行も多く、年齢とともに給与が高くなる傾向にあります。基本的に40代以降では安定した高収入が期待できるでしょう。  

4.金融業界の年収が高い理由

金融業界では他業界と比較して年収が高めに設定されています。以下では、金融業界の年収が高い代表的な理由を解説します。  

高い専門知識とスキルが必要なため

金融業界で活躍するには、経済や金融市場に関する専門知識が不可欠です。業界内でも投資銀行業務・資産運用・リスク管理など、多岐にわたる専門分野があります。知識とスキルを習得するには高度な教育やトレーニングが求められます。安定性のある規制産業であり、専門性が高い分、企業は対価として社員に高い報酬を支払い、優秀な人材の確保に努めています。  

規制産業であるため

金融業界は厳格な規制のもとで運営されており、各企業が事業において法律や規則を遵守しなければなりません。そのため、コンプライアンスやリスク管理の専門家が活躍し、業務に不可欠な知識とスキルに高い価値が認められています。規制に対応するためのコストが高く、専門家の年収が高くなる傾向にあります。  

競争が激しく、優秀な人材を確保するため

金融業界は、優秀な人材の確保が企業の成長を大きく左右することから、採用競争が非常に激しい業界の一つです。企業はパフォーマンスの高い社員にとってメリットのある環境を提供するために、より高い年収を提示し、かつインセンティブを用意します。優秀な人材を確保するために、採用市場で全体的に報酬が高まる傾向にあります。  

業界全体の収益性が高いため

金融業界は、資産運用や投資銀行などの業務を通じて高い収益を上げられます。収益性の高い事業が従業員への報酬にも反映されるため、年収・初任給が高く設定される傾向にあります。取引の成功や資産管理に対する成果報酬が大きくなり、業界全体の収益構造の特長から年収が引き上げられています。

 

5.金融業界への転職で高年収を目指す

ここまで、金融業界の年収についてお伝えしました。キャリアアップ転職で年収を高めたい方にとって、金融業界への転職は魅力的な選択肢の一つでしょう。同じ業界内でもさまざまな業種があるため、ご自身が培ってきた経験やスキルなどの強み、企業の将来性などを踏まえて転職先をご検討ください。 転職で年収アップを実現するには、入社を目指す企業を明確化した上で、業界・企業研究を徹底し、採用選考の準備を十分に行う必要があります。キャリアアップ転職に適した志望動機や自己PRの書き方、面接の対策方法を学ぶなら、業界を熟知した転職支援サービスをご活用ください。タイグロンパートナーズには、金融業界の中でも報酬が高い企業のハイクラス・プロフェッショナル求人情報が充実しています。金融業界の在籍経験のあるコンサルタントが多数在籍しており、あなたの転職の成功を手厚くサポートいたします。  

この記事の監修

信藤 啓吾

Keigo Shindo


【担当職域】 ・投資銀行 ・PEファンド ・不動産 ・VC 【経歴】 麗澤大学外国語学部卒業、Salem State Universityカウンセリング心理学修士。外資系大手人材サーチファームであるロバートウォルターズで金融マーケット専門のリクルーティングに従事後、2007年、当社の前身である英国アカマイフィナンシャルマーケッツ日本支社の立ち上げに参画。以来、投資銀行、不動産ファンド、PEファンド、そして、一般事業会社のM&A・戦略企画部門、ファンド投資先CFO、コンサルティング会社ファイナンシャルアドバイザリー等のポジションへの転職を数多く支援。産業カウンセラー。英語堪能。 【自己紹介】 これまで一貫して金融業界への転職をご支援しています。その間に蓄積されたクライアント企業様に関する情報と人脈で、候補者様の面接準備から入社前交渉までサポート。特に外資系投資銀行、不動産ファンドとの繋がりは深く、Managing Director・部門長クラスとのリレーションを活用したご紹介が可能です。若手から中堅、シニア層まで、全て年代の候補者様をご支援しています。 一人ひとりのニーズに合わせたオーダーメード型コンサルティングを心掛けておりますので、今すぐ転職したい方はもちろん、中長期的なキャリアを見据えて情報収集したい方や「すぐの転職は考えていないけれど一度相談してみたい」という方も大歓迎です。  

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